住宅の間取りを考える際、コンセントの配置は重要な要素の一つです。電化製品やデジタル機器が生活の中心にあり、それらをスムーズに利用するためには適切な数と配置が欠かせません。今回は、住んでみてわかる便利なコンセント位置について、様々なシーンや家族構成に合わせたアドバイスをご紹介します。
1. リビングルーム
リビングルームは家族が集まる場所であり、様々な用途に利用されます。テレビやゲーム機、音響機器など、エンターテインメント機器のコンセントは、壁面に広く配置しましょう。床付近にもコンセントを設置しておくと、掃除機やスマートフォンの充電など、日常生活がより便利になります。
2. キッチン
キッチンは家事の中心地であり、調理や家電製品の利用が頻繁に行われます。調理器具や電子レンジ、トースターなどのコンセントは、調理スペースに近い場所に配置することで、料理の際にスムーズに使用できます。また、USBポート付きのコンセントを設置することで、スマートフォンやタブレットの充電も手軽に行えます。
3. 収納
近年では充電式のコードレス掃除機や、お掃除ロボットが普及し、廊下などへのコンセントの設置が必要なくなりつつあります。収納内部にコンセントを設置することで掃除機を収納しながら充電することができて便利です。
4. 寝室
寝室では、就寝前や目覚めた時にスマートフォンや電子書籍リーダーなどを利用することが一般的です。ベッド周りやヘッドボード周辺にコンセントを配置することで、ベッドでリラックスしながらデバイスを充電できます。また、就寝時に充電しながら音楽を聴いたり、目覚まし時計やスマートスピーカーを利用する場合も考慮して、コンセントの位置や高さを計画しましょう。
ヘッドボード位置にニッチを作りその中にコンセントを入れ込んだ造作ベッドルーム。すのこは外して中の掃除もできて清潔に使える。
5. 子育て世代に配慮する
子育て世代の家庭では、ベビーモニターや授乳器具、赤ちゃん用品など、特別な電化製品が必要になることがあります。ベビーベッドやおむつ交換台の近くにコンセントを設置することで、赤ちゃんのお世話がより効率的に行えます。また、子供が安全に遊べるスペースにもコンセントを配備し、電動おもちゃや学習教材を利用する場合に備えましょう。
6. コンセントの種類と適切な数
家庭内の様々なシーンに対応するためには、コンセントの種類や数も重要です。一般的なコンセントだけでなく、USBポートやLANポートが付いたものも設置することで、デジタル機器の利便性を高めることができます。また、部屋の広さや家族構成に応じて、適切な数のコンセントを設けることが必要です。足りない場合は、延長コードやマルチタップを利用することも考えましょう。
住んでみて初めてわかる便利なコンセント位置は、家庭の生活を豊かにする重要な要素です。間取りの計画段階で慎重に検討し、家族のライフスタイルや日常の動線に合わせて配置することで、快適で便利な生活空間を実現できます。
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